【スパイファミリー】は何巻で完結する？結末と家族関係の行方を考察

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『SPY×FAMILY（スパイファミリー）』は、集英社のWeb漫画アプリ「ジャンプ+」で連載中の遠藤達哉先生のマンガが原作のアニメ。

西国の腕利きのスパイ〈黄昏〉が敵国での諜報作戦の一環で偽りの家族を作り、身の回りで起こる様々な事件を乗り越えていくストーリーとなっています。

スリル満点のストーリーと、ほっこり和むホームコメディーを織り交ぜたユニークな作風で、多くの読者の心をひきつけてきました。

2022年4月から待望のテレビアニメがテレビ東京系で放送開始になります。

早くも春アニメの覇権候補と呼ばれ、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のようにアニメ化がきっかけで新たなファンが増えること間違いなしです。

『スパイファミリー』が気になる方の間では、イッキ見したいから早く完結してほしいと言う声もありました。

今回は、人気漫画『スパイファミリー』の完結が何巻になるのかを予想、完結編のストーリーを考察していきます。

説明のために今後の展開について触れますので、ネタバレが苦手な方や、原作マンガ最新刊までまだ読んでいない方はご注意ください。

「スパイファミリー」の完結は何巻、いつ頃になる？

 

結論から申し上げますと、『スパイファミリー』の最終巻は20巻～26巻、最終話は2027年から2029年までになるのではないかと予想します。

理由は、『週刊少年ジャンプ』で2010年代以降に連載された話題作が、20巻から30巻のうちに完結しているからです。

具体的な作品と最終巻を挙げると以下のようになります。

『鬼滅の刃』：23巻
『約束のネバーランド』：20巻
『ドクターストーン』：26巻
『斉木楠男のψ難』：26巻
『黒子のバスケ』:30巻


『スパイファミリー』の主人公であるロイドの任務は、隣国間の平和を乱すと危険視される東国の総帥ドノバン・デズモンドに近づくために、彼が姿を現すと言われる名門校の懇親会に参加する任務「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」でした。

アニメ化された『鬼滅の刃』や『ドクターストーン』『黒子のバスケ』のような物語に明確な目的があるマンガは、必ず目的を達成するところまで描かれることがあるので、「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」の行く末は必ず描かれるはずです。


昨今の「週刊少年ジャンプ」では、『鬼滅の刃』や『約束のネバーランド』のように物語に決着をつけた段階で連載を終える作品が増えており、連載を引き伸ばしていません。

原作が隔週で連載されていることや、単行本が4か月から6か月ほどで発売されることから考慮して、単行本20巻から26巻までが発売されるであろう2027年から2029年の間には最終回を迎えると思います。


2022年3月18日現在、第38話でロイドは学園内で諜報活動のターゲットであるドノバン・デズモンドと接触を果たしましたが、彼が戦争を起こすと危険視されている証拠や彼の狙いまでは描かれていませんでした。

ドノバン・デズモンドは非常に警戒心が強く、つかみどころのない人物であるため、ドノバン・デズモンドの本心や目的が分かるまでに数年ほど時間がかかるかもしれません。

 

スパイファミリーの結末・完結編はどうなる？

『スパイファミリー』の物語の根幹に大きく関わってくるのが、ロイドが上司から依頼された作戦「オペレーション〈梟〉(ストリクス)」です。

『鬼滅の刃』をはじめ「週刊少年ジャンプ」系列で連載されている昨今の人気作は、物語のクライマックスや結末で物語の目的を達成することがあります。

『スパイファミリー』も同じく最終回や物語の終盤に「オペレーション梟〉(ストリクス)」に決着がつくのではないでしょうか。

また、様々なサイトや動画で考察されている謎や様々なアニメを考慮して、以下の展開も完結編で描かれるのではないかと予想します。

  • 標的であるドノバン・デズモンドの本性や目的が判明する
  • アーニャのいた組織と潜入先のイーデン校のつながりが発覚
  • ロイドとヨルが互いの正体を知ってしまう
  • ヨルの弟・ユーリがロイドの秘密を掴む
  • アーニャの生い立ちが判明する

一読者としての希望も含めて、ありえそうな結末を3つ考察しました。

結末予想①家族全員で作戦成功！その後、アーニャたちが本物の家族になる

 

 

最初の予想は、家族全員でミッションを成功させ、家族になる結末です。

ロイド（黄昏）とヨルは、それぞれ対立する国の出身者ですが、戦争や平和に対して強い思い入れを持っています。

ヨルの所属する暗殺者組織「ガーデン」も、美しく調和した世界を求める組織で、世界平和のために行動しているのではないかと考察するファンもいるようです。

自国の平和を壊そうとする人物であれば、どの国の人間であっても許されないというのがヨルの組織の方針であるため、暗殺対象は「平和や秩序を乱す者」である可能性があります。

一方、ロイド（黄昏）は幼い頃に戦争に巻き込まれ、両親を失った経験の持ち主。
「子供が泣かない世界を作る」という目標を掲げ、戦争を絶対に起こさせないという気概で任務にあたってきました。

西国のスパイであるロイド（黄昏）も東国の殺し屋であるヨルも、平和を愛し、平和を壊す人間を憎んでいるため、同じ現場で遭遇することも考えられます。

正体がばれるなどのひと波乱が起きる可能性も十分ありえますが、アーニャがピンチになる、または彼女が二人の橋渡し的存在になれば、家族がまとまる可能性も高いです。

作戦を通してフォージャー家が家族のいい面も悪い面も知れば、偽りの家族関係が本当の家族関係になるのではないでしょうか。

しかし、この結末はいわゆる王道展開ですので、もう少しひねりがある結末になりそうです。

結末予想②ロイドとヨルが正体を知って対立！アーニャが間に入り、家族がひとつになる

 

ふたつめの結末予想は、最終的に家族が本物になるところまでは予想①と同じですが、ロイドとヨルが戦ってしまう場合を想定しました。

アニメや漫画の中で、登場人物の人に言えない秘密が完結編で明らかになる場合が一定数あると思い、ロイドとヨルも例外にならないと考えたからです。

『スパイファミリー』と同じく、互いに裏稼業の人間であることを隠している夫婦が主役の映画『Mr.＆Mrs.スミス』では、互いの正体を知った夫婦が、銃撃戦や肉弾戦を繰り広げる場面があります。

映画の結末では、互いに命を奪うことができないことに気づき、夫婦は和解したのですが、『スパイファミリー』の場合は、映画よりも苛烈する場合も想定できます。

ロイドとヨルの出身地は敵国どうしです。
隣国のスパイ、殺し屋だということが発覚すれば、互いに排除せねばならないと思うかもしれません。

たとえば、ドノバン・デズモンドを護衛している殺し屋がヨルだとロイドが知ってしまった場合、作戦遂行のため、世界平和のために妻に銃口を向けることもあり得ます。

ここで二人が戦ってしまった場合、一番悲しむのは娘のアーニャです。

アーニャは両親が大好きで、二人の本当の仕事が上手くいくように、自分にできることを見えないところで頑張ってきました。

アーニャは人の心を読めるので、両親の本心を捉えることができるはず。
本当は命を奪いたくないという思いを読み取り、二人の間に割って入る可能性もあります。

ロイドは、「子どもが泣かない世界」を求めているので、娘であるアーニャの涙も望んではいないはずです。

ヨルもアーニャのことを本当の娘のように愛しているので、彼女のことを思うと銃を降ろすと思います。

最終的に、開戦を企てている黒幕が登場するか、ドノバン・デズモンドの本性が明らかになった際は、娘が笑顔でいられる世界のために、二人が共闘して世界の一大事に挑むのではないでしょうか。

一大事を家族で乗り越えたことで、平和になった後も家族3人は以前よりも強く、近い関係になれると予想します。

結末予想③西国のスパイであるロイドだけが東国を後に。ヨルとアーニャがロイドを探しに行く

３つめの結末予想ですが、最終的にロイドは任務の終了とともに祖国に一度戻ると予想します。

ロイドには、アーニャとヨルはあくまで任務のための仮初めの家族だと自分に言い聞かせる場面が度々ありました。

一方で、腕が強すぎて母親に向いていないと落ち込むヨルに「子どもを守れる強さを持っている」と励ましたこともあり、ヨルに対して敬意をもっていたことも分かります。

家族について考える場面が増えたことで、家族への想いが膨らんできたロイドですが、作戦が終了すれば、家族関係を解消しなければならない現実が待っています。

自分の本心と建前を天秤にかけ、スパイとして生きる道を選んだロイドは、何も言わずに家から去る可能性も否定できません。

ここで悲しい終わり方をすると、それまでのホームコメディらしい温かさがなくなってしまいます。

家族を大切に思うヨルとアーニャがロイドを探しに東国へ旅立ち、再会する結末にすれば、希望のある未来が見える結末になるでしょう。

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「スパイファミリー」の完結編の鍵は、「オペレーション梟」と「アップルプロジェクト」にあり！　

ここまで結末の予想をしてきましたが、これまで回収されていない伏線や気になる設定から、完結編につながる手がかりをまとめたいと思います。

『スパイファミリー』で考察対象になっている伏線で、未だ回収されていない伏線や解明されていない謎はこちらです。

・ドノバン・デズモンドが危険人物なのかどうか
・アーニャの生い立ち
・アーニャがいた研究機関の謎
・「プロジェクトアップル」の全容
・ロイドは何歳からスパイになったのか
・ヨルが暗殺者になった時期やきっかけ
・ヨルの弟・ユーリがヨルとロイドの結婚を認めていないこと
・夜帷ことフィオナの片思いの行方

なかでも、特に物語に大きく関わりそうな「アーニャの生い立ち」「研究施設」「プロジェクトアップル」、ドノバン・デズモンドの本心や目的について、予想をしながら考察していきたいと思います。

完結編に起こり得る展開①アーニャの過去や彼女の受けた実験の全容が判明

完結編で描かれると予想される伏線回収は、アーニャの生い立ちの謎や彼女がいた研究施設の全容です。

アーニャの現段階で分かっているプロフィールは以下のようになります。

アーニャ・フォージャー（自称6歳）
身長：99.5㎝
誕生日：不明
秘密：人や動物の心が読める超能力の持ち主
好きな食べ物：ピーナッツ
好きなもの：ワクワクすること
比較的得意な科目：古語

現在は、ロイドの亡き妻の娘役をしている

注意点
１年前までのデータがない。
本当の両親の名前、所在が不明
ロイドの前に３回里親に出されたものの何らかの理由で帰された過去がある。
研究施設で実験を受けた過去があり、研究者から被検体007と呼ばれていた。

アーニャは、ファーストネームと好きなもの、超能力があること以外は謎に包まれている少女です。

アーニャの持つ超能力は、人の心を読むこと。
東国のある研究施設の実験で、偶発的に生み出されたそうです。

アーニャが飼うことにした犬のボンドも東国の旧政権が行っていた動物実験で超能力を得た過去の持ち主で、アーニャの受けていた実験と同じまたは関連するプロジェクトではないかと考察されています。

ボンドが動物実験を受けていた研究は、「プロジェクト・アップル」と呼ばれるもので、軍事利用のために知能指数の高い動物を生み出すのが目的でした。

ボンドに実験を行った研究者のなかには、アーニャの研究に携わっていた人物と同一人物らしき人がおり、二つの研究がつながっている可能性があります。



また、アーニャの場合は本人の意思と無関係に知識を叩き込ませ、ボンドの場合は薬物が入っているであろうエサを与えるなど、個人を無視した行為が行われている点、いずれの研究でも超能力者が誕生している点も共通しています。

アーニャの被検体番号が007番、ボンドの被検体番号が8番と一見連続した番号に見えますが表記が違う点や、アーニャが幼くボンドが成犬である点から、旧政権の動物実験から人体実験に移行した可能性もないとはいいきれません。


また、アーニャの超能力には、新月の日に発動できないという制約があります。

月の出る日に、人間が人間離れした力を得ることから連想されるものといえば、「狼男」です。

狼男は、言い換えれば動物と人間が一心同体の状態。

アーニャが受けた実験とボンドが受けた実験が同一のものであると受け取ることもできるのではないでしょうか。

動物実験のノウハウをそのまま人体実験に応用していれば、アーニャの能力に影響が出ているのも納得できます。

アーニャが超能力を得たきっかけに東国の研究機関が関係しているので、東国の好戦派とロイドが戦うであろう物語の終盤に、アーニャの生い立ちに関する秘密も明らかになる可能性が高そうです。

 

完結編に起こり得る展開②イーデン校とプロジェクトアップルの関係が判明

 


犬のボンドが実験体にされていた「プロジェクトアップル」と、アーニャがドノバンの次男と接触するために入学した「イーデン校」に密着な関係があるのではないかと、ファンの間で考察されてます。

理由としては、イーデン校のロゴマークにリンゴが描かれているからです。

学校名の「イーデン」もアダムとイブが知恵の実のリンゴを食べたとされる楽園「エデン」のローマ字読みから来ているのではとも言われてます。

イーデン校名物のリンゴ型のスイーツの商品名が「知恵の甘味」である点でも、旧約聖書のリンゴを意識していることが予想できます。

イーデン校は政財界や大企業の子息や令嬢から、難易度の高い入学試験で賢い人材だけを集め、社会貢献できるエリートを高く評価している学校です。

イーデン校にはエリート中のエリートの生徒の保護者だけが集まる懇親会があります。

戦争を起こすと言われている国家第一党の総裁・ドノバン・デズモンドが必ず顔を出している点で、何かあるのではないかと予想するファンもいるようです。

国家の発展に必要な人材を育成するイーデン校を隠れ蓑に、戦争に必要な兵器の開発、非人道的な実験が行われている可能性もないとは言いきれません。

イーデン校の本当の姿が明らかになる時、これまで様々な実験を行ってきたプロジェクトアップルの全容も見えるでしょう。

完結編に起こり得る展開③ドノバン・デズモンドの本心や「危険人物」だと言われる理由が判明

ロイドに与えられた任務「オペレーション梟」のターゲットである、極右政党の政治家ドノバン・デズモンドが危険視されている理由も、物語が終盤になる頃に語られるのではないかと思います。

ロイドは原作第6巻の37話で、イーデン校に来ていたドノバン・デズモンドと接触しますが、全く彼の人柄を掴むことができませんでした。

デズモンドの次男であるダミアンとの関係も、少しぎこちないところはあるものの、合間を見てダミアンの様子を見に来たり、励ましたりと、悪人には見えない素振りも見せています。

ダミアンも不正を働いたり人を押しのけたりすることなく、正攻法で試験や授業に挑んでいるので、父親が本当に悪いことをしているのか疑問に持つ方も少なくありません。

ただし、不審な点があるのでまだドノバン・デスモンドの行動・言動には注意が必要です。

ドノバン・デズモンドの不審な点

①デズモンドグループの周辺企業で不審な金銭の動き→西国の外相暗殺未遂事件
②大手軍事企業ブラックベルと提携している
➂倒産寸前の製薬会社を買収→テニス大会でドーピングした選手が登場
④デズモンドのいる国家統一党は、東西平和を反対している

ドノバン・デズモンドは、政財界での影響力が大きく、戦争のために裏で動いている可能性もないとは言い切れないのが現状です。

 


彼が何の目的で戦争を目論んでいるのかは現段階では分かりません。

「オペレーション梟」の進捗が進めば、ドノバン・デズモンドの目的や野心も分かるでしょう。

完結編に起こり得る展開④ロイドと秘密警察のユーリの衝突と正体ばれ発生か？

 


ヨルの弟・ユーリはロイドの真の姿である黄昏を追う「秘密警察」の人間で、姉を誰よりも大事に思っている人物です。

さらに、ロイドとヨルの夫婦関係をまだ認めていません。

原作8巻までの段階でユーリはロイドの正体や偽装結婚であることに気づいていませんが、ユーリは若手とはいえ東国の秘密警察の一員です。

もし姉のことが気になったユーリが普段のロイドを追跡していた際、黄昏であると分かったなら、姉に自分が秘密警察の一員であることを打ち明け、「危険だから別れるように」と説得する場合も想定できます。

また、ロイドに恋するスパイのフィオナ（夜帷）も、黄昏の教え子ですのでスパイとしての実力も高く、ヨルの本当の顔を調べ出してしまうかもしれません。

互いの正体を知った以上、ロイドとヨルの戦いだけでなく、ロイドとユーリの戦いやヨルとフィオナ（夜帷）の同性同士の戦い起こりえます。

今後の展開次第ですが、クライマックスで恋の決着や正体ばれは起きるのではないでしょうか。


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完結編の予想！ロイドとヨルが共闘してアーニャの危機を救う

 

今回は、『スパイファミリー』の完結が何巻で何年ごろになるのかと、結末やクライマックスまでに起きることを考察してみました。

『スパイファミリー』の完結時期の予想ですが、早ければ2027年、遅くとも2029年までには完結を迎えていると思います。

人気の高いうちに連載を終える作品もありますし、目的達成までを描いて終了となる作品もあるからです。

結末の予想は、こうなりました。

・正体がばれて、ロイドとヨルが戦うことに。
・アップルプロジェクト関連の施設の人間かドノバン・デズモンドにアーニャが逃げ出した実験体であることがばれて、大ピンチが訪れる。

・戦っていたロイドとヨルがアーニャのために連携して、彼女を救い出す。
・ロイドもヨルもアーニャへの愛情が同じであると分かったと知ったアーニャが二人の仲を取り持つ。
・家族が一つになる。

『スパイファミリー』は、ホームコメディ作品でもあるので、やはり結末はハッピーエンドが一番だと思います。

家族の心が一つになるまで、ロイドの任務が終わるまでに何が起こるのか、最後まで目が離せません。

完結までもうしばし時間がかかると思いますが、アニメを観たり、「ジャンプ＋」で最新話までチェックして伏線や謎を追ったりしながら『スパイファミリー』の世界を堪能してみてください。

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