舞台刀剣乱舞 維伝 朧の志士たちの魅力
アーカイブ配信 舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち ¥1,550〜
今回は維伝 朧の志士たちの魅力を語っていきます^^
「刀剣乱舞、始まるぜよ。さあ、世界を掴むぜよ!」
本作の主役である陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)のログインボイスで、舞台は始まります。
「ミュージカルと舞台はどう違うの…?」と思う人も多いでしょう。
ミュージカル→1部では演劇を楽しみ、途中で歌を挟みます。2部は完全ライブコーナーで衣装替えもあります!
舞台→本格的な演劇です。舞台装置や殺陣が本格的で、1部も2部もしっかりとしたストーリー展開が続きます!
「舞台は話が難しそうで見れてない…」
「ミュージカルは知ってるけど舞台はまだ手を出せてない!どこから見たらいい?」
そんな想い、私もありました。
話は重そうだし、全部見ないと分からないと思っていました。
今回紹介する維伝は、筆者が最もオススメする「入門編の舞台刀剣乱舞」の作品です。
刀ステを全て見て、沼にはまった筆者がなぜこんなにオススメするのか…?
理由を絡めて魅力を紹介していきます!
アーカイブ配信 舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち ¥1,550〜
①単発でみても大丈夫!
舞台刀剣乱舞、通称「刀ステ」は複雑な伏線や時間軸が絡まりあっている壮大なストーリー展開が見どころです。
しかし、1から全部見るとなると大変ですし、何より考察が飛び交うほど難しい!!
ここで挫折する方も多いのではないでしょうか。
ここで、刀ステの大まかな構成を紹介しましょう。
刀ステは7作目の慈伝まで、山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)を主役として物語が進んでいきます。
7作目までを第Ⅰ章として、8作目の維伝から第2章が開始されています。
山姥切国広を中心として進んでいましたが、第2章からは様々な刀にスポットを当てた作品が続きます。
維伝は新しい章の始まりということで「これまでの作品を知らなくても楽しめる」作品となっています。
もちろん、他作品を知っている方がより楽しめます!が、刀ステの入門編としては最適と言えるでしょう。
とりあえず維伝を見て雰囲気を知ることをオススメします!
②みんなが知っている時代背景
みなさんは、坂本龍馬を知っていますか?
日本人なら知らない人はいない偉人ですよね。主役の陸奥守は坂本龍馬の刀です。
維伝の出陣先は「1863年、幕末の土佐」。
刀剣乱舞プレイヤーならご存じ、イベント「特命調査文久土佐藩」をベースにしたストーリーです。
このイベントは坂本龍馬の刀、陸奥守吉行にスポットを当てたものです。
イベントでは坂本龍馬と関係がある、岡田以蔵の刀「肥前忠広(ひぜんただひろ)」や武市半平太の刀「南海太郎朝尊(なんかいちょうそんたろう)」が入手できました。
維伝でも、もちろんこの二振りは大活躍します!
「待って、日本史苦手でそんなに詳しく知らないよ!!」
という人もいると思います。
安心してください、冒頭で「正しい」時代背景を堀川国広(ほりかわくにひろ)が紹介してくれます。
出陣を共にしている堀川国広と和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)は新選組、土方歳三の刀です。
坂本龍馬と新選組、敵対関係の主をもっていた刀が幕末へ出陣…。
それだけで熱い展開まったなし!!
更に同行している鶴丸国永(つるまるくになが)と小烏丸(こがらすまる)は他の刀よりだいぶ年上です。(昔に作られたという認識です)
何か刀ステ本丸の核を知っている様子、審神者(さにわ)からのミッションがあるようで…。
この二振りの意味深な会話を100%理解したい!と思った方は1から見始めることをオススメします!
③新しい風が吹くキャスト陣
慈伝までに出陣しているキャストは鶴丸国永、小烏丸、陸奥守吉行の3人。
他キャストは(アンサンブルを除き)初登場でした!
半分以上が初登場のため、最初に見ても前情報が少なく世界観に入りやすいんですね!
また、これまでの作品では10人以上刀剣男士が登場していたのですが、今回は7人と少人数。
ひとりひとりの見せ場があり、そのキャラクターの魅力を深く知ることができる作品です。
そして刀ステは原作の喋り方を俳優さんが限りなく寄せてくれています。
ゲーム既プレイの方は「刀剣男士が生きてる!!」となること間違いなし!
「刀剣乱舞をよくしらないけど、俳優さん目当てで見てみたい!」
という方のためにひとりひとりご紹介いたします!
陸奥守吉行(蒼木陣)
坂本龍馬の刀であり、土佐弁で快活に話す豪快・剛直な刀剣男士。
土佐では評判の名刀でしたが、刀はもう時代遅れでした。
刀としてその状況を嘆くのではなく、時代の流れとして受け入れています。
そのため、刀なのに銃を持っています。
この銃が戦闘シーンでいい役割を果たすので覚えておいてください!
また、新選組の刀とはそりが合わないと思いながらも、割り切って仲間として接する場面も見られることから、精神面でも大人な印象があります。
刀ミュの陸奥守は天真爛漫!というイメージがあるので、新たな陸奥守を知るチャンスかも?
刀ステの陸奥守は特に、初期から本丸にいたかのようなどっしりした「男前」のイメージが強いと感じられました。
肥前忠広(櫻井圭登)
人斬り以蔵と恐れられた、岡田以蔵の刀です。
本来は審神者が人の姿として顕現するのですが、肥前と南海は政府権限で顕現されています。
歴史改変された文久土佐藩にて「先行調査員」を務めていました。(公務員みたいな立場です)
本作では坂本龍馬から岡田以蔵へと渡り、肥前の「人斬りの刀」としての歴史が始まったシーンがあります。
敵を斬ることしか興味のないような態度ですが、それしか己の存在価値を見出せずにいます。
一匹狼のような印象がありますが、鶴丸にいじられたり南海に振り回されたりと苦労人要員なのかも…?
南海太郎朝尊(三好大貴)
武市半平太の刀であり、刀剣なのに刀剣博士として研究をしています。
岡田以蔵が武市半平太のことを「先生」と呼んでいたため、肥前から「先生」と呼ばれています。
作品でも知識を活かして仲間を助ける一方で、人斬りに相応しい刀とも言われています。
南海も肥前と同じく政府権限で顕現され、「先行調査員」を務めていました。
戦闘経験が少なかったため、研究で敵を一掃していましたがストーリーが進み経験値を積んでいくことで、どんどん強くなっていく様子は必見です!
個人的にビジュアル再現度1位だと思っています!
和泉守兼定(田淵累生)
土方歳三の刀であり、侍の時代の終わりに作られた最先端の刀と自負しています。
土方歳三の写真に写っている刀がこの和泉守。
美と実力の両方をテーマとして生きており、「かっこよくて強い最近流行りの刀」だと自分で言うほど。
土方歳三は短気なところもあり、その影響か気が短いところが見られます。
刀としてのプライドが高いため、銃を使っている陸奥守と度々衝突してしまいます。
しかし、本作ではある窮地に立たされ…?
堀川国広(小西詠斗)
和泉守と一緒に土方歳三が使っていた刀であり、相棒・助手のような存在。
礼儀正しく常に敬語で話し、面倒見が良いためお世話係のように見えることも。
しかし、やはり新選組の刀のため、自分から「僕も結構邪道でね!」というほど戦闘に対して熱い闘志を秘めています!
俳優さんが座組で最年少だったため可愛がられるようなアドリブが多かったように感じました!
鶴丸国永(染谷俊之)
平安時代に作られてから主を転々としてきた、人気の刀です。
その人気は、奉納されていた墓から掘り出したり、神社から取り出したりと物騒な話があるほど。
その波乱万丈な歴史から、常に驚きを求めいたずら好きなところも。
メインで話が進んでいる後ろで自由に動いている姿は必見です!
真っ白な見た目は「戦場で赤く染まって、鶴らしくなるだろう?」と語っています。
飄々としており掴みどころのない鶴丸ですが、戦闘において軽やかかつ獰猛です。
実は刀ステは健人さんも鶴丸を演じており「二振り説」があります。
染谷さんが鶴丸を演じたのは1作目の序伝以来でした!
小烏丸(玉城裕規)
重宝として名高く、日本刀と呼ばれる形になる成立過程にあるといわれている刀です。
童子のような姿ですが、他の刀剣たちはわが子のように思い、父のようにふるまっています。
鶴丸とは違いからかってくることは無くとも、なんでもお見通しのような言動や行動は刀剣男士も観客も翻弄されてしまいます。
やはり、父ということもあり殺陣も軽やかで美しいです!
鶴丸とともに審神者からあるミッションを任されているようですが…?
小烏丸は第1章でも何か秘密を知っているような言動が多かったため、本作でキャラクターを掴んでおくことをオススメします!
④舞台セットが大がかり!
今回の舞台文久土佐は、「動く土佐の街」です!
言葉の通りセットがどんどん動いてセットの形が変わっていきます。
動くセットの上に立ち登場したり、動きながら殺陣が行われたり。
場面転換でもこまめにセットが動くので飽きずに分かりやすく話についていけるかと思います!
⑤珍しいダンスパート
私が一番驚いたのはダンスパートのようなシーンがあったことです!
本作の音楽にも注目してほしいのですが、和(よさこい)とジャズを掛け合わせたようなオシャレで熱い音楽が目立ちます。
とくに、南海がある「罠」をつくるシーンでは音楽に合わせて刀剣男士たちが踊り、南海が罠をしかけていきます。
照明もおしゃれであり、全体的に重たいイメージのある刀ステに良い意味で「息抜き」シーンが多いのが維伝だという印象です。
いかがだったでしょうか?
少しでも刀ステのハードルが下がっていたら嬉しいです!
魅力まとめ
1.新章1作目だから、前作品を知らなくても話が分かる!
2.坂本龍馬周辺の時代背景で、知識がなくても大体ついていける!
3.魅力的なキャストの半数は新登場だから前情報がなくても推せる!
4.セットが動くから飽きないし分かりやすい!
5.ダンスパートなど「息抜き」シーンがあるから見やすい!
「これなら挑戦できそう!」
と思った方は、Blu-ray・DVDの購入も可能ですが、オススメはDMMでのストリーミング購入です!
しかし、これは期限付き販売となっています。
「お試しで1回見てみたい!」という方は1週間何回でも見直せるパックがいいかもしれませんね!