ミュージカル『刀剣乱舞』〜真剣乱舞祭2017〜のポイント

ミュージカル『刀剣乱舞』真剣乱舞祭について

PC、アプリゲームで有名な『刀剣乱舞』が2.5次元に進出し、様々な刀剣男士たちが歴史修正のため舞台上を駆け巡る芝居パートの一部と、歌をメインとしたライブパートの二部で構成されているのがミュージカル『刀剣乱舞』です。
以下ではミュージカル『刀剣乱舞』を刀ミュの愛称で記載したいと思います。

刀ミュの歴史を乱舞祭までで簡単にまとめると、まず2015年に「トライアル」公演が行われています。
その後は一年に2回公演されています。※大まかな公演は春新作、秋新作、冬に同年の乱舞祭シリーズとなります。

トライアル公演の概要は翌年に行われた「阿津賀志山異聞」と同じです。
2017年の乱舞祭までに行われた主なタイトルは「阿津賀志山異聞」「幕末天狼傳」「三百年の子守唄」「つはものどもがゆめのあと」
間に加州清光の単騎出陣や真剣乱舞祭〜2016〜があります。
どの公演からどの刀が出るのかは後ほどキャストについて記載。

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刀ミュではどのタイトルを見ても一部の芝居パートでは歴史に基づいて部隊編成された刀剣男士たちが人との関わり合いや刀としての性分などに葛藤し、時に自身の在り方に迷いながら突き進んでいく内容が多くなっています。
元主が死ぬ瞬間を知っていながら歴史を変えることが出来ないことを悲しんだり、理不尽な歴史に怒ったり、ゲーム内では表現しきれずにいた刀たちの心境を知ることが出来るんです!
淡々と敵を倒してく本作ゲームとは異なり、複雑な感情の絡み合いがミュージカルで表現されています。

歴史上の物語を進める間に心境を吐露する歌や感情を隠す歌を挟み、切なくシリアスであったり、見ていてハラハラする展開が多いためタイトルによって色が異なる刀ミュ。
ですが、二部の歌に関してはどのタイトルでも共通して刀剣男士たちが歌とダンスを惜しみなく披露する内容となっています。

また、刀ミュは推しであってもなくてもハズレなしと言われるくらい歌の完成度、ダンスのキレが良いです。
ストーリーを重視した一部、歌とダンスを重視した二部、そしてストーリー性がありながらも歌とダンスをふんだんに取り入れたものが『真剣乱舞祭』です。
刀としての歴史にはほぼ無関係ながら、百物語をモチーフにしたストーリーに各刀のエピソードを百物語の一つとして取り入れている演出が面白いですね。

新作公演に関して。
刀ミュのチケット購入は各ファンクラブ、公式ファンクラブ、またCD購入特典などで先行があり、その後一般発売されます。
倍率がとても高く、発売日当日はネットが繋がらないこともありますが先行落ちをしても当日券が出ることもあるので是非一度チャレンジしてみてください。

主要となる刀剣男士のキャストについて

真剣乱舞祭〜2017〜
役名=役者名

三日月宗近=黒羽 麻璃央
小狐丸=北園 涼
石切丸=崎山 つばさ
岩融=佐伯 大地
今剣=大平 峻也
加州清光=佐藤 流司
和泉守兼定=有澤 樟太郎
蜂須賀虎徹=高橋 健介
長曽祢虎徹=伊万里 有
にっかり青江=荒木 宏文
千子村正=太田 基裕
蜻蛉切=spi
物吉貞宗=横田 龍儀
大倶利伽羅=財木 琢磨
髭切=三浦 宏規
膝丸=高野 洸

まず初めに、刀ミュが2.5次元デビューであったり、比較的若い役者陣が多いかと思います。
刀ミュのいいところは本作出演後、同年の年末から年明けにかけて乱舞祭(年によって呼び方が変わります)で、ほぼ確実にもう一度気になる役者さんを見られる点です。
気になる役者さんがいたら是非情報を追ってみてくださいね。

出演する刀剣男士は全16振り。それぞれ乱舞祭〜2017〜までの作品に出演している刀(一部除く)になります。
・阿津賀志山異聞の※三日月宗近、※小狐丸、※岩融、※今剣、※石切丸、※加州清光
・幕末天狼傳の加州清光、大和守安定、蜂須賀虎徹、長曽祢虎徹、和泉守兼定、堀川国広
・三百年の子守唄の石切丸、にっかり青江、千子村正、蜻蛉切、大倶利伽羅、物吉貞宗
・つはものどもがゆめのあとの三日月宗近、小狐丸、岩融、今剣、髭切、膝丸

各公演に6振りずつの部隊編成で出演していますが、今回の乱舞祭では残念ながら大和守安定、堀川国広の2振りがいません。
(※がついている刀は乱舞祭出演の対象期間内に二つのタイトルに出演しているため一振り計算)

阿津賀志山から武蔵坊弁慶、源義経、源頼朝、藤原泰衡。
幕末天狼傳から近藤勇、土方歳三、沖田総司
三百年の子守唄から徳川家康、松平信康、竹千代(Wキャスト)など、歴史上で有名な人物も登場!
ネタバレになるため詳細は控えますが、三百年からはとても重要なポジションである吾兵という人物も参加しています。
元主人と愛刀など、関わりの深い人物もいるのでそちらも要チェックです。

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真剣乱舞祭2017では公演日が冬にも関わらず百物語がモチーフにされており、語りに合わせてこれまでに披露された楽曲が流れていきます。
同じ刀派同士のやりとりはもちろん、ここでしか見られない他刀派とのやりとりは必見!
また、時代や関係を超えた歴史上の人物たちが歌うシーンもあるので歴史好きな方も嬉しい点だと思います。
サービス精神旺盛な刀ミュなので所々で審神者(会場客)への呼びかけなどがあり、会場との一体感を観て感じることができます。

刀剣男士、歴史上の人物はもちろんですが、アンサンブルである時間遡行軍の動きにも目を追ってみてください。
アンサブルとは、分かりやすく言うと単体で名前のない役です。舞台を盛り上げるのには欠かせない重要なポジションでもあります。
敵がいなければ正義の味方が目立たないように、メインとなるキャストを輝かせてくれる方々です。

注目曲や見どころについて

乱舞祭での見どころはズバリ!刀ミュの本家(各タイトル)とは異なった刀剣男士たちが言葉通り歌い乱れる点です。
縁が深い刀同士が歌う曲が複数ありますが、乱舞祭では相方を変えて歌われます。
チームで歌う曲でも刀を入れ替えてあるのでいつもとは違った雰囲気になることも見どころですね。

注目曲は作品名と同じ『刀剣乱舞』です。
ノリが良くて勢いのある楽曲なので、一度聴くと頭から離れなくなる、いわゆる中毒ソングの一つ。こちらは紅白でも同じ曲名で披露されました。
刀それぞれに一文ずつ歌詞が与えられていること、サビ部分を全員で歌うこと、この2点が盛り上がるポイントです。
通常ですと歌うのは6振りなため、乱舞祭のように刀数が多い時の『刀剣乱舞』は盛り上がりますね。
舞台挨拶に入る前シーンでもBGMとして流れるので馴染み深い曲です。

前半では同じ部隊編成だった刀剣男士同士が入れ替えなしで歌い抜けますが、いつどのタイミングで刀が入れ替わるか、或いは追加されるかは実際に曲が始まるまで分かりません。
曲目にある『サヨナラ』は本来team三条with加州清光で歌われていますが、乱舞祭では石切丸、和泉守兼定の二振りで歌っているのも印象的でした。
その次の『美しい悲劇』も本来は幕末天狼傳で和泉守兼定、堀川国広の二振りが歌っていますが乱舞祭では三日月宗近、加州清光が歌っています。
同じ曲であっても違う刀が歌うと雰囲気も変わって一粒で二度美味しいを味わえますね。

そして個人的に推したいのが『かざぐるま』です。初めは三百年チーム(刀ミュ本編である「三百年の子守唄」では物吉、にっかりは歌っていません)が歌っていますが、途中から他チームの刀たちが共に歌い始めます。
メインステージに一列になって歌いきり、曲が終わると同時に全刀剣男士がお辞儀するシーンは壮観の一言です。

曲や踊りは当然ですが、演出もにくい!真剣乱舞祭〜2017〜で雰囲気を盛り上げるアイテムの一つが、刀剣男士たちが持つロウソクです。
刀剣男士なので本職とも言える刀を使った殺陣はもちろんですがその他の指導もとても細かく、ロウソクの持ち方ひとつにも各刀剣男士の性格が表れています。
刀ミュの魅力は本当に二次元から飛び出してきたと思うくらい、リアルな仕草にあるかもしれません。

真剣乱舞祭で披露された楽曲は全28曲。
既存の楽曲+真剣乱舞祭用に用意された新曲とは別に、未公開だった一曲が加わっています。

真剣乱舞祭〜2017〜の視聴方法

Blu-ray、DVDはアニメイトやCD・DVD取扱店で販売、取り寄せ、またネット通販での購入も可能です。
配信版のダウンロードはDMM公式から可能。
その他、刀ミュの最新映像を除いてDアニメでも現在は視聴が可能となっています。

DMM公式では真剣乱舞祭以外のタイトルはもちろん、プレミアム会員限定のライブ映像もあるので是非チェックしてみてくださいね。

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