【刀ミュ】ミュージカル刀剣乱舞「結びの響、始まりの音」は涙なしには見られない?!幕末ファンにおすすめの作品

こんにちわ、りこです!

ミュージカル「刀剣乱舞」は、刀剣男士の元主の死を描かれた作品が多いです。

とりわけグッとくるのが、刀の最後の時代を描いた「結びの響、始まりの音」で、幕末ファンにおすすめの作品になります。こちらは刀ミュの5作品目の作品で、ちょうど2.5次元作品がメディアでも取り上げられるようになった頃にまります。

まだ刀ミュを観たことがない方や、新選組推しの歴女の方ならハンカチ無しには見られない作品です。この記事では、ミュージカル刀剣乱舞「結びの響、始まりの音」の魅力はもちろん、キャストについてやキャストこぼれ話を紹介します。ぜひ、最後までお付き合いください^^

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ミュージカル「結びの響、始まりの音」とは?

刀ミュ5作品目でもある「結びの響、始まりの音」は、3作品目の「幕末天狼傳」からの流れを持った作品です。

6振りの刀剣男士たちが、それぞれの元主との死と向き合い、自分とはどんな存在なのかについて考えるストーリー展開が泣けます。ストーリーの中でも注目したいのが、幕末時代が刀であった刀剣男士が目の当たりにするには辛い時代であることです。その重いストーリーの中でも時々笑えるシーンがあること。

 

新選組の最後、刀の時代の最後を描いた作品

新たな時代を切り開こうとした坂本竜馬を元の主に持つ陸奥守吉行は、目の前で主が暗殺されても冷静で他人事のような態度をとります。それに怒りを覚えたのが、土方歳三の愛刀であった和泉守安定です。2振りは対立しますが、その様子を心配する同じく土方歳三の愛刀だった堀川国広と近藤勇の愛刀である長曾祢虎徹、沖田総司の愛刀の大和守安定。

 

主に呼び出された6振りが向かったのは、慶応4年。

敵の狙いが土方歳三であることが分かると、気合を入れたのが和泉守安定と堀川国広です。

慶応4年9月には明治時代になるので、幕末であり刀の時代の最後を描いた作品となります。また、同時に新選組の最後を描いています。慶応4年の大きな戦いといえば「戊辰戦争」です。ここで歴史上では、土方歳三は亡くなることになりますが…。

歴史遡行軍の狙いは土方歳三の暗殺ではなく、死ぬべきところで生かすこと。つまり、刀剣男士の目的は、史実通りに土方歳三が死ななければ殺すのが目的になってしまうのです。

大和守安定役の鳥越裕貴は場の空気を明るく

この作品では、それぞれの刀剣男士が元主の「死」についてのセリフがあります。審神者にとって…ホントに重いストーリーです。

とりわけ、和泉守兼定は目の前に元主が現れその命を奪わなければならない立場になり、葛藤します。ホントに重いです。(二回目)

 

そんな中でも、明るくて面白いシーンを作ってくれるのが、鳥越裕貴さん演じるヤマトの安定です。安定らしいシーンで、ホッコリします。

 

例えば…。

長曽祢虎徹と元主に似ている所を言い合うシーン。

長「安定も似ているぞ…沖田総司に。」

安「え?…ホント???」と詰め寄る

長「んん。主に…見た目が…な。」笑いながらはける。

安「長曽祢さん…ちゃんと言わないと、上からドーーーンとするよ。そしたら、こんなになっちゃうよ。こんぐらいだよ。…可愛いね。(しゃがみ歩きしながら)元に戻すには、ひきのばすんだ!」

このやり取りで会場にも笑いが起きます。

 

ミュージカル刀剣乱舞「結びの響、始まりの音」のキャスト

今や2.5次元作品もメディアなどに取り上げられ、知っている人も多くなりました。しかし、この作品が公演された時期は、ちょうど紅白歌合戦出場の直前です。

 

ゲネプロでの囲み取材では、演出家の茅野イサムさんは「この作品をもって、ひとつの結びを迎える…そして、これからの先の刀ミュシリーズにつながる作品になります。」と語っています。歴史上のできごとについても、かなり踏み込んだ内容であることでもその言葉の意味が分かると思います。

 

また、この作品では新たな刀剣男士が登場しています。

 

陸奥守吉行役の田村心は、裏方から刀剣男士へ

陸奥守吉行役の田村心さんは、その前の作品である「幕末天狼傳」において舞台装置を動かすスタッフとして参加していました。当時は、役者として勉強する時期で自ら志願してスタッフとして参加しているんです。そのため、今でも共演しているキャストたちを「さん」付けでしか呼ぶことができません。

 

刀ミュの陸奥守吉行役を経て、ヒロステでは主人公の緑谷出久役を演じています。

 

2代目堀川国広役の阪本奨悟は青学4代目 越前リョーマ

刀ミュでは、キャス変をしかないのも特徴です。矢も得ない事情で、2役だけキャス変していますがその一振りが「堀川国広」です。初代は、小越勇輝さんでした。

 

2代目堀川国広を勤めているのが、阪本奨悟さん。

小越さんと阪本さんには、背格好がにているという共通点だけではなく、過去にも同じ役を演じているんです。それが、テニミュの越前リョーマだから驚き。小越さんは、3ndで6代目を阪本さんは、1htで4代目を演じています。

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刀ミュ5作目、伏線が面白い

5作目となる「結びの響、始まりの音」では、過去の作品との絡みが所々に見え隠れしています。なんだか、それを知ると隠れミッキーを見つけた時のような感動があるんです。

 

それが、これから紹介する2つ。

これ以外にもありますが、この2つの伏線を知ると、他の作品も楽しく見ることができます。

「幕末天狼傳」からのつながり

今回登場する6振りの内、5振りの元主は幕末に活躍した歴史上の人物です。

新選組の近藤勇、土方歳三、沖田総司…そして、坂本竜馬と名だたる人物ばかりなので、歴史が苦手な人でも知っているかと思います。

 

この前の作品に「幕末天狼傳」という作品がありますが、こちらに登場している刀剣男士が4振りです。幕末天狼傳では、長曽祢虎徹の元主である近藤勇の死や大和守安定の元主である沖田総司の死が描かれています。この死についても、今作の中で刀剣男士の話題として出てきます。

 

幕末天狼傳は、3作目ですが今作とのつながりが強い作品です。両方の作品を知る事で、より作品の中での刀剣男士たちの言葉が理解できます。

 

「真剣乱舞祭2017」三日月宗近の三条大橋の話

刀ミュでは、年末にそれまでに登場した刀剣男士を一同に集めたお祭りが行われます。それが「真剣乱舞祭」です。

ミュージカル「結びの響、始まりの音」が公演されたのは2018年ですが、2017年に公演された「真剣乱舞祭2017」を観覧、または視聴している人の中には…ピンとくるシーンがあります。

 

「真剣乱舞祭2017」での三日月宗近の三条大橋の話の中に、「近藤勇」の首がさらされたことや、いつの間にか何者かに持ち去られた…と締めくくっているのです。

そして、「結びの響、始まりの音」の中では、壬生の戦いで負傷したと思われる土方歳三のもとに新選組の隊員である中島登が姿を現します。

「捕縛された近藤先生を追いかけましたが、警備が厳しく近づく事も叶わず…近藤先生は、斬首され…首は京の三条河原にさらされました。」と告げると担いでいた箱から近藤勇と思われる首を土方の前に差出ます。

 

この何者かは、中島登だったのです。

ただ、三日月宗近の言い回しは、この事実を知っていたような気もします。

歌唱力が半端ない…作品

ミュージカルであるため、多くの楽曲が登場します。

トライアル、阿津賀志山、つわもの…と続き、どんどんキャストの歌唱力もレベルアップしているように思えます。

 

もちろん、オーディションでの歌唱チェックがあることもひとつですが、元々歌唱力のある俳優を起用していることも一つなのかもしれません。

 

シンガーソングライターの阪本奨悟

テニミュ主演が芸能界へ入るきっかけとなった阪本さんですが、元々は歌手志望です。2021年7月末まで所属していた事務所の先輩には、福山雅治さんもおりアコースティックギターをもらったり、楽曲提供をしてもらっています。

 

自身も声優を務めた「王族教師ハイネ」劇場版の主題歌や、アニメ主題歌も担当しているほどの実力の持ち主です。今作でもソロ曲も多く、素晴らしい歌声を披露しています。

 

ミュージカルだからこそ歌で、そのシーンの登場人物の心の内や状況がわかるのも楽しみの一つになるのです。

 

アメリカ・ショービジネスの経験がある丘山晴己

今作で、初出陣初登場している巴形薙刀役の丘山晴己さんは、父が日本舞踊家、母がバレエリーナという中で育ち、14歳で渡米しています。大学を卒業しさまざまなオーディションを何度も受け続け、全世界でも人気のイリュージョン『ザ・イリュージョニスツ』の出演がきまります。初の日本人出演者としてダンサーとしての出演にしたことで、メディアでも大きく取り上げられています。

 

丘山さんのプロフィールを確認すると、「俳優・ダンサー」とあります。日本とアメリカでの芸能活動を行っており、アメリカではブロードウェイでの出演経験もあるんです。3歳の時に日本舞踊の舞台に立った経験もあります。日本舞踊はすり足が基本で、常に体幹がまっすぐでないと美しく見えない舞の一つです。

 

「真剣乱舞祭2018」の冒頭シーン。

約2分間に及ぶ舞が美しいです。日本舞踊を思わせるような、静かでありながら圧倒される舞に心が奪われます。日舞の経験やさまざまなダンス経験が、生かされてるのが見てもわかるほどです。

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(おまけ) この作品が生んだ新たなユニットとは?

この作品で共演したことがきっかけとなり、2019年には丘山晴己さんと鳥越裕貴さんはハッピービタミン・アイドル「WINWIN」を結成しています。同年に、デビューデジタルシングル『WINWINマーチ ~チキュウノミナサマオジャマシマス~』をリリースしてメディアでも注目を集めました。

 

某美少女戦士のような名前を、それぞれが持っているのも2人らしいです。黄色の衣装が印象的な丘山さんは「ゴールデンサンシャイン」の名を持っています。一方鳥越さんは、赤い衣装で「ルビー・ザ・ファイヤー」です。丘山さんは、名前の「晴」から太陽を連想させますし、どんなときにもまっすぐで情熱的なイメージもしっかり名前に入れられています。

 

ファンのことを「ビタミンちゃん」を呼び、自らを「はるちゃん」「鳥ちゃん」と呼んでいます。WINWIN星からやってきた二人は、「地球をポジティブするためにハッピービタミンを注入する」のが使命です。各地で、「イベントを行い会場にいる人々を笑顔にします。

 

ちょっと日本語が苦手なはるちゃんに、絶妙なツッコミを入れる鳥ちゃん。わちゃわちゃ感は、真剣乱舞祭の裏側を思わせます。2人の仲の良さもファンには、たまりません。

結びの響、始まりの音は何の配信サービスで観れる?

結びの響、始まりの音を含め、刀剣乱舞のミュージカル、いわゆる刀ミュ作品についてはdアニメストアでの観賞がおすすめです!刀ステ作品についてやDMMでの配信のとは何が違うか?など下記記事で解説していますので、是非ご確認ください。

https://mechaceleb.com/haishinbest/

 

まとめ

初出陣となった、巴形薙刀と陸奥守吉行の2振りの再現率は抜群です。

隊長に任命された巴形薙刀は、幕末に活躍した主の刀であった5振りの物語を知る中で、さまざまな心理を理解していきます。また、元の主との再会や死を目の当たりに葛藤する刀剣男士たちの姿が、涙をそそります。

歴史上の人物も多く登場するので、学生の方にも楽しく視聴できる作品となっていますよ。

 

dアニメやDMM.comでは、こちらの作品もラインナップされています。気になる方は、ぜひ見て見て下さい。

 

(参考)

この作品に登場する6振りの刀剣男士は以下の通りになります。

・巴形薙刀(丘山晴己)

・陸奥守吉行(田村心)

・和泉守兼定(有澤樟太郎)

・堀川国広(阪本奨悟)

・大和守安定(鳥越裕貴)

・長曾祢虎徹(伊万里有)

 

和泉守兼定:有澤樟太郎→幕末天狼傳

巴形薙刀:丘山晴己→新

長曾祢虎徹:伊万里有→幕末天狼傳

 

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