SPY×FAMILY(スパイファミリー)のダミアン・デズモンドは、主人公の黄昏(ロイド・フォージャー)が遂行中の任務「オペレーション梟(ストリクス)」のターゲットである、ドノバン・デズモンドの次男です。
普段は意地悪で生意気な態度を見せることが多いダミアンですが、読者からは「ツンデレで可愛い」や「男前」と言われることもある人気キャラクターです。
中にはイーデン校で絡みが多いアーニャとの関係や、父親であるドノバン・デズモンドとの関係が気になるという声も多く見られます。
今回は、ダミアン・デズモンドという人物についての紹介や、アーニャや父ドノバンとの気になる関係について詳しく考察・紹介していきます。
目次
【スパイファミリー】ダミアン・デズモンドとは?
ダミアン・デズモンドはデズモンド家の次男で、父親は国家統一党総裁のドノバン・デズモンドです。
父ドノバンは主人公の黄昏(ロイド・フォージャー)が遂行している任務のターゲットでもあることから、息子であるダミアンも重要人物とされています。
なお、作中では兄弟や愛犬の存在も明らかとなっており、兄デミトリアスはイーデン校の特待生である”皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)”で、愛犬はマックスという名前です。
ここまでの家柄を見ても、ダミアンはボンボンのおぼっちゃまであることがわかりますね。
そのダミアン自身も名門イーデン校に通っており、クラスでは子分を従えて父親の権威を振るう、ガキ大将として存在しています。
しかし優秀な兄と比べられることが多いダミアンは、デズモンド家の1人であるというプライドを持ち、誰よりも皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)になりたいと強く思っています。
おぼっちゃまで傲慢な態度を見せることが多いダミアンですが、父親に振り向いてもらうために努力する姿など、応援したくなる面もある魅力的なキャラクターであることがわかりますね。
【スパイファミリー】ダミアンの性格について
アニメにおけるボンボンおぼっちゃまキャラといえば、真摯か傲慢の2択が典型的な性格ではないでしょうか。
実際にダミアンはどのような性格をしているのか、1つずつ見ていきましょう。
ダミアンは生意気で意地悪?
ダミアンの初登場はイーデン校の入学式で、名前を呼ばれた時に「”さま”をつけろ」と心の中で発言している生意気なシーンから始まります。
父親の圧倒的な権力をかさに、入学早々ちやほやされる環境を作り、2人の子分まで連れていることから、ダミアンは傲慢な性格であることがわかりますね。
さらに、気に食わないアーニャに対しては「ブス」や「イジメてやる」などと発言しており、意地悪でひどい態度をとっています。しかし性格が悪いダミアンも、アーニャと出会うことで徐々に変わっていくことになります。
ダミアンは実は優しくて男前
ここまでを見るとダミアンはひどいやつに思えますが、実は優しくて男前なシーンも存在します。
ドッジボールのクラス対抗戦では、圧倒的な力を見せるビル・ワトキンスを前に、ダミアンを守る子分たちが次々と倒されていきます。
ついにはダミアンとアーニャの2人だけになりますが、ここまでビルの心を読んでボールを回避してきたアーニャが転んでしまいます。
絶体絶命な状況のアーニャを見過ごせなかったダミアンは、ビルの豪速球を食い止めようと体を張って立ち向かいます。
結果アウトになってしまいましたが、常に周りから守られてきたダミアンが自分を犠牲にしてアーニャを守る姿は、男前でかっこよかったですね。
そのほか、クラスメイトのジョージがイーデン校を退学する(実際にはしない)となった際には、わがままなジョージに対してキャビア丼を奢ったり、愛用していた高い文房具をあげるなど、時折優しい一面を見せることもあります。
本当は思いやりのある優しい子なのかもしれませんね。
ダミアンはツンデレで可愛い
ダミアンは知的でクールな表情を見せることが多いですが、実は恥ずかしがり屋ですぐに赤面してムキになるなど、子供らしくて可愛い一面もあります。
イーデン校の入学式ではアーニャに対してマウントを取るダミアンでしたが、アーニャはヨルに教わった不敵な笑みを浮かべてあしらいます。
まさかの反応にダミアンはペースを乱され、自分が小馬鹿にされたと思いムキになってしまいます。
馬鹿にするつもりがやり返されてしまったため、ダミアンにとってはこの上ない屈辱だったのでしょうね。
【スパイファミリー】ダミアンはアーニャのことが好き?
作中ではアーニャを意識するような言動があることから、ダミアンとアーニャの関係が気になるという声も多く見られます。
ダミアンはアーニャのことが好きなのか、アーニャはダミアンのことをどう思っているのか、順を追って見ていきましょう。
ダミアンとアーニャの出会い
ダミアンとアーニャはイーデン校で同じクラスになりますが、このクラス分けはオペレーション梟(ストリクス)のために黄昏が仕組んだ裏工作によるものです。
黄昏の心を読み事情を察しているアーニャは、ダミアンと仲良くしなければ任務が失敗してしまうというプレッシャーの中で学校に通います。
入学早々に近寄り難い雰囲気を出すダミアンに対し、何度も仲良くしようと会話を試みるアーニャですが、傲慢な態度で接してくるダミアンには中々近づくことができません。
何か反論をしたら今後は仲良くできなくなると考えたアーニャは、何を言われても黙って話を聞いていました。
しかし、父ロイド(黄昏)のことまで貶されたアーニャは我慢ができなくなり、グーパンチでダミアンを思いっきり殴り飛ばしてしまいます。
周りが唖然とする中、とんでもない顔で吹っ飛んでいくダミアンの姿はかなり衝撃的でしたね。
アーニャ(黄昏)にとってもダミアンにとっても最悪な形で出会うことになりました。
ダミアンがアーニャを意識する理由
出会って早々アーニャに殴り飛ばされたダミアンですが、殴られたことでこれまで味わったことのない感情を抱きます。
それは、今まで誰にも逆らわれることなく生きてきたダミアンには、理解が難しいものでした。
この気持ちはなんだろうと考えているうちに、アーニャに見つめられた時に意識をしていることに気付きます(おそらく恋心でしょうね)
自分の感情を受け入れられないダミアンは、「死んでも認めてたまるかー!」と叫び出し、その場を去りました。
アーニャや傍目から見ると関係が悪化したように映りますが、むしろ前進したと言ってもいいでしょう。
ダミアンにとってはアーニャが運命の相手なのかもしれませんね。
アーニャはダミアンをどう思っている?
アーニャは父ロイド(黄昏)の任務を成功させるために、ダミアンと仲良くしたいと思っています。
そのため残念ながら、ダミアンに対して恋愛感情は一切ありません(そもそも恋愛感情という概念が無さそうです)
殴って以降、見つめてもそっぽを向かれるようになったアーニャは、ダミアンに嫌われたと勘違いしてしまいます。
父ロイド(黄昏)からも「謝ってこい」と言われたアーニャは、このままだと仲良くなれない(任務が失敗する)と感じ、ダミアンに謝ることを決めます。
しかし、謝ろうと思っても邪魔が入る展開が続き、クラスメイトからも心の中の陰口が多く聞こえてくるようになります。
それに耐えきれなくなったアーニャは、ダミアンの目の前で泣きじゃくり謝ることに成功します。
結果としてダミアンもアーニャにときめくことになり、その後関係は改善されていきます。
ダミアンとアーニャは付き合っている?
ここまでを見てもわかる通り、現時点ではダミアンとアーニャが付き合っているとは言えません。
アーニャはあくまでも任務のために関係を築きたいと思っているため、恋の進展は望みが薄いかもしれません。
しかしながら、ともに時間を過ごす中で気持ちは変化していくものだと思いますので、ダミアンの行動次第ではアーニャの気持ちにも変化が訪れる可能性は考えられます。
オペレーション梟(ストリクス)は世界の命運を握っているといっても過言ではない任務のため、世界平和のためにも二人の関係は優しく見守っていきたいですね。
【スパイファミリー】ダミアンと父ドノバンの関係
ダミアンは、国家統一党総裁であるドノバン・デズモンドが父親であることを誇りに思っています。
しかし、対面しているシーンがめったにないため、二人がどのような関係であるか気になりますよね。
実際に仲が良いのか、それとも仲が悪いのか、二人の関係を探っていきましょう。
父親はダミアンに興味がない
ダミアンは、父親が自分に興味がないと思っています。
それは、皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)である兄にばかり目を向けていることを知っているからです。
アーニャから殴られたことに関して父親から何か連絡がないか家に電話をした際も、応答したジーブスという人物の反応から、心配の連絡一つもされていないことを察します。
悲しくなったダミアンは、話す予定だった図工で金賞をとったことについて、伝える気にもなりませんでした。
何不自由なく育ってきたダミアンにも、クラスメイトには見せない感情や悩みを抱えているんですね。
ダミアンは父親に認められたい
ダミアンの父であるドノバン・デズモンドは、家族に対しても「血の繋がった子であろうが所詮は他人」と発言するような、冷たい人物です。
ダミアンはそんな父親に振り向いてもらうために、兄のような皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)になりたいと強く思っています。
これまでドッヂボールや図工で頑張ってきたのも、星(ステラ)を獲得するためでした。
そして中間試験が終わり、懇親会の日に父親と対面することになります。
ダミアンは父親を前に中々話せずにいましたが、勇気を出して中間試験で星(ステラ)を獲得したことを伝えます。
父親から「そうか、よくやった。デズモンドの名に恥じないよう引き続き励め。」と言葉をかけられたダミアンは、目を輝かせて「はい!」と元気良く答えました。
父親から褒められただけでなく、自分に期待をしてくれていることが、何より嬉しかったのでしょうね。
4-3.ダミアンは真面目で努力家
父親から期待の言葉をかけられたダミアンは、もっと努力して認められたいと思うようになります。
中間試験が終わり他の寮生が休日を満喫する中、「あいつらが遊んでいる間に俺は努力して上に行くんだ!」と、ダミアンは寝る間も惜しんで勉強に励みます。
この行動から、ダミアンは真面目で努力家なことがわかりますね。
また、アーニャが人助けをして星(ステラ)を獲得した際には、周りから不正を疑う声が飛び交う中、「ウチの学校が手違いや不正で星くれるような三流校だと思ってんのか?」と言い放ち、その場を静めています。
今までなら加勢していたであろうダミアンが、自力で星(ステラ)を獲得したアーニャのことを素直に認めるという、人間としての成長が見られるシーンでした。
本当は、努力をした者を笑わない真面目で優しい人物なのかもしれませんね。
【スパイファミリー】ダミアンを支える2人の子分的な存在
ダミアンには、エミール・エルマン(丸顔)とユーイン・エッジバーグ(面長)という2人の子分的な存在がいます。
いつでもダミアンのことを優先的に考えてくれる忠誠心を持ち、自己犠牲を厭わない性格をしています。
実際に、ダミアンが遅刻をして罰を受けた際は一緒になって罰を受けたり、ドッヂボールでは犠牲になってダミアンを守ったりしていることから、ダミアンのことを厚く信頼していることがわかります。
この2人が居なかったらダミアンは孤独になっていたかもしれませんから、本当にダミアンは2人に出会えて良かったですね。
【スパイファミリー】ダミアンはツンデレで男前?アーニャや父親との気になる関係についても詳しく考察!:まとめ
SPY×FAMILY(スパイファミリー)のダミアン・デズモンドについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
初めは傲慢な性格で嫌なイメージがあったダミアンですが、次第に真面目で優しい一面を見せ、人として成長していく姿が描かれていきます。
アーニャや父親との関係にも注目しながら、今後も温かい目で見守っていきたいですね。