2019年2月8日に日本公開されたアクアマン。アメリカの有名漫画会社DCコミックス原作のスーパーヒーローものです。
監督はジェームズ・ワン監督で、主演はジェイソン・モモア。他のキャストは、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、ニコール・キッドマンなどです。2時間23分の長編映画になっています。地上波でも既に公開された本作品。続編が2023年3月に全米公開予定です。
続編があるということは、面白いのか。それともつまらないのか。長編無理して見ちゃって損をしないように、映画の情報や感想などまとめてみました。
アクアマンは見ると損する?
アクアマンは「つまらない」という感想も多いです。ですので人によっては見たら損です。
なぜつまらないと感じたのでしょう?
2時間23分のアメリカンコミックスのヒーローものなので、映画好きでないと日本人にはきついのかもしれないですね。
スーパーマンやバットマンなどアメリカのヒーローものはアメリカで受けても、日本人には思うほど受けないと言われていますから。
理由は諸説ありますが、アメリカのヒーローは「大人」ですが、日本人のヒーローと言えば「子供」だからです。
例えば、ガンダムやドラゴンボール、鉄腕アトム、ワンピース、ピカチュウ、妖怪ウォッチ、鬼滅の刃などは主人公は子供ですよね。その影響もあるのか、日本人は子供のままでいたい願望があります。アメリカ人は早く大人になりたいと思うようです。
日本人は大人のスーパーヒーローには憧れないのかもしれませんね。
それに加え、この映画の長さ。
若かりし頃、長編映画を友達に貸したことがあります。そしたら、なんと早送りしながらみたよと言うのです。
趣味が映画鑑賞の私にはショックでした。
友達は、そんなに映画が好きじゃないけど、有名な作品だから見てみたいと思ったのでしょう。
でも映画好きじゃない人には長すぎたのです。
最初から超面白くないと見る気になれないわけです。
もちろん「映像を楽しむ」こともないといったところでしょうか。
他の方の感想を見てみましょう。
アクアマンつまらない…見続けるべきか、寝るべきか
— よきな(日音善き奈) (@yokina_karoto) July 3, 2021
上記は時間がもったいないを優先するのか、せっかく途中まで見たし最後まで見るかで迷っているようですね。
アクアマン、私史上つまらない通り越してダサ過ぎて引いた・・。久々に中盤で激しい帰りたいモードに突入したんだよね、プレビューだったから席立てず拷問だったよ・・。なにコレw 特に新鮮味のないありきたりなストーリーに見せ場もない(笑)。説明文的なセリフ。本当にダサい。
— mai@動物看護士🇦🇺→🇺🇸🇬🇧🇨🇦→🇦🇺 (@mai_turbo) February 8, 2019
上記は、ありきたりなストーリーでつまらないと言っていますね。
まあヒーローものですから、主人公がばったばったと悪人を倒していくというストーリーになります。単純すぎてつまらないのかもしれないですね。
やっぱりアクアマンはつまらない!!
吹き替えよりはだいぶ観れたよ!
でもよ、やっぱりそこだけじゃない。
薄い、雑、長い。
砂漠あたりからの雑さはやばい。
まじドラマにせぇ!!
2時間半で終わらそうとするな!
雑!!— 山内和将 (ミラクルシティコザ辺土名役) (@kazuyama04) February 21, 2019
上記は薄い内容と感じたようですね。そう感じれば、2時間23分は確かに長いですね。
ということで、
スーパーヒーローものはつまらないし、空や海ををビュンビュン横切る大人のヒーローなど見ていられない方、そんなには映画好きでない方は無理して見たら時間がもったいないです。
次はストーリーを見ていきましょう。
つまらないと感じた方はストーリーがありきたりだ、ドラマティックでない、とおっしゃっていますが簡単にあらすじをご紹介します。
アクアマンのあらすじ
始まりは海の端っこの灯台。アクアマンの父は灯台守だった。
父は人間、母は海底人。
違う世界で生きていた二人だが、恋に落ちて、アクアマンが生まれました。
母は自分の息子であるアクアマンが、いつか2つの世界の希望になることを信じていた。
2つの世界とは、人間が住む地上と、母の故郷である海底の世界です。
母いつも言っていた。
アクアマンは特別な存在なんだと。
半分は海底人でもあるから、地上と海の架け橋になることができるんだと。
あなたは王になれる存在なのだと。
海底王国の1つであるアトランティス。
現実世界ではアトランティスは伝説の帝国です。
古代の哲学者が本に書いた、文明が発達した王国で、海に沈んだとされています。
アトランティスは架空だとされていますが、探そうとしている人たちもいて、とてもロマンのある存在なのです。
ある時、アトランティスのオーム王が地上に侵略しようと考えます。
地上に攻める理由は、地上の人間は海を汚すし、海の生物も殺すから。
そして地上の自然も破壊している。
しかしオーム王がほんとうにやりたいことは、海底にある7つの王国の全ての王の協力を得て、地上を侵略し、全世界の王になること。つまり地球を自分のものにしたがっていたのです。
それを阻止するために、海底王国の髪の毛が赤いメラ王女がアクアマンの元にやってきました。メラ王女は何も知らないアクアマンにいきなり、オームの侵略をあなたに止めてほしいと言いました。しかしアクアマンはそんなの自分には無理無理無理と断ります。
そうしているうちに、オーム王は津波で地上を破壊し始めます。
アクアマンと父も津波に飲まれてしまいました。
これがきっかけででアクアマンはアトランティスへ向うことを決意します。
アクアマンは、オーム王を阻止するために、トライデントを探しに行くことになります。
トライデントとは、昔アトランティスを統一していた王が持っていた槍です。
この槍は先が3つに分かれていて、ゴールドに輝いているでっかいフォークみたいなものです。
これにはアトランティスの強烈なパワーが宿っているといいます。
性格悪い人に渡ると、世界が破滅してしまうほどのパワーがあります。
でも正しい人に渡れば、全世界は平和になるのです。
ストーリーはつまらないのか?
ストーリーはつまらないという人も多いです。なぜつまらないかというと、
ツイッターやプライムビデオでコメントを簡単にまとめてみるとこんな感じでした。
ストーリーがありきたり
心情描写が浅い
子供向け
DC映画はつまらない
(DC作品とは「バットマン対スーパーマン」「ワンダーウーマン」「ジャスティスリーグ」「シャザム」など)
私が映画を見た感じとしては、
例えば、確かにあっと驚くストーリー展開はないと思います。
だってヒーロー映画ですから。
ヒーロー映画の流れってこうですよね。
主人公がいる。
どどーんと敵が現れる。
人々をとりゃーと敵から守る。
敵が強くて負けそうになる。
パワーアップしてジャジャーンときらびやかに変身。
ワーと敵に勝つ。
あーよかったね。
ヒーローかっこいいと子供喜ぶ。
子供に夢を与えるものだから、
細かい心理描写があっても分かりにくくなりそうですね。
他の例として、1つのストーリーを上げてみると、
映画の中で海賊の親子が出てきます。
アクアマンは海賊をやっつけるわけですが、その時に父親は死んでしまいます。
息子はアクアマンを恨んで、復習をしようとします。
どうですか?ありがちのストーリーですよね。
もう1つ例をあげると、
見ている時にデジャブ感があります。
このシーンどっかでみたことあるなあ、あの映画に似てるなあ、
と思うことがちょいちょいあります。
私が思ったのは、
アバター
インディージョーンズ
ハムナプトラ
アイアンマン
ジュラシックパークあたりですかね。
ということで、こういう方はアクアマンのストーリーはつまらないと感じるかもしれません。
あっと驚くストーリーを期待する方
ドラマティックなストーリーで感情移入したい方
見たことあるありきたりなストーリーが出てくるようなものは嫌な方
キャストたちはどうなの?
キャストたちは悪くないです。
とくに主役のジェイソン・モモアのことを悪く言っている人はほとんどいないです。
なぜって、ジェイソン・モモアはおちゃめでかわいいから憎めません。
最初は、日本人女性はこのマチョで髪の毛もおヒゲもじゃもじゃのキャラクターは受け付けないのではないかと思いました。
私は、映画のメインのビジュアルだけ見て、う~んワイルドすぎると思いました。ジェイソン・モモアのことも知らなかったので、見なくていいかなと判断していました。
実際ジェイソン・モモアは5分間も息を止められるらしいです。ワイルドすぎますよね。
でも、ちょっとジェイソン・モモアについて調べてみたら、笑顔がたまらなくかわいいのです。
そして、ピンクの服が好きのようで、しかもそれがちゃんと似合ってておしゃれ。さすが元モデルですね。
もっと言うと、
ジェイソン・モモアは髪が長いですよね。
たまに髪が邪魔になるようで、シュシュを普段からもっていて、それを使って頭の高いところで、2つに縛りします。ウサギちゃんのように。
ふつうだったら40才すぎのおじさまがそんなことしてたら、引いてしまいますが、ジェイソン・モモアはかわいいのです。
「ももちゃんかわいい」のコメントが多い意味がよくわかりました。
まだまだ言うと、ジェイソン・モモアは2018年世界でもっともハンサムな顔100人の中で1位に輝いています。
口元のひげを剃ると、かなりのハンサムってことです。
でもアクアマンではモサモサしてるので、嫌味がないですし、男性にもムカつかれはしないと思います。
ちょこっとメラ王女役のアンバー・ハードのことも言うと。
映画の最初はそうでもないけれど、途中からきれいだなって思います。
元恋人があのジョニー・デップと聞くだけですごいって思ってしまします。
アンバー・ハード曰く、映画でのメラ王女はほとんど素の自分だそうです。
サバサバしていていいですね。好きです。
撮影中は二人とも悩みを言い合ったり、励ましあったりしていたそうです。
そしてよく笑ってたとのことです。
仲がいいんですね。
というわけで、二人は見た目も性格も良いので、
キャストはどうかと言われたら、悪くないです。
映像は見ていられる?
映像は見ていられます。映像を見るのが好きだったり、衣装なども見るのが好きな方は楽しいです。
だって綺麗ですし、技術がすごいなって思いますから。
もし、ストーリーがつまらないと感じても、映像だけでも楽しめます。
例えば、海底王国のシーンは見たことない映像です。
スマホのような小さい画面で見ても、わーっと引き込まれてしまいます。
海底の中にリアルにいるように見せるために、演者も技術者もみんな手探りだったそうです。
どうすればいいか分からないまま現場に行って、あーだこーだみんなでやってみて作り上げていったそうです。
意外でした。技術を持っていて、ただ撮影したのかと思ってました。
実際の映像は、ちゃんと海の中で髪が揺れてます。不自然ではないです。
人の動きも、ただトコトコ歩くのではなくて、ああ水のなかなのねっていう動きをしています。
映像ではないですが、音もなんだか、水の中っぽく感じます。
衣装は、キャラがいっぱい出てくるので、衣装もいろいろあって見ていると面白いです。
そういえば、パルコを演じたウィレム・デフォーの髪型が気になりませんでしたか?
私は中国っぽいなあと思ったのですが、調べてみたら、衣装担当の女性の方は日本からインスピレーションを得たとのことです。
あら、外れたと思いましたが、日本を取り入れてくれて嬉しいと思いましたよ。
こんな感じで、細かなところも楽しめますね。
もう1点、楽しめるというかすごいって思ったところは、
海底王国の1つに、すごく野蛮と化してしまった国があるのですが、
そこの映像が怖いし、気持ち悪いし、すごいです。
大昔の話ですが、
映画館でジュラシックパークを見ていたら、あるカップルがすぐに出ていってしまったのを思い出しました。恐竜の映像も大迫力でしたし、恐竜の声も鼓膜にビンビン響くくらいに大きかったので、彼女の方が怖くて耐えきれなくなったのでしょうか、出て行ってしまいました。
その女性がこのシーンを見たら、きっと出て行ったに違いないです。
気が付いたのですが、アクアマンの監督、ジェームズ・ワン監督ってホラー映画が得意な監督だったんですね。こんな恐ろしい映像がつくれることに納得しました。
エンディングに出てくる、映画のシーンをジオラマのように作ったものが出るのですが、
それが、またキレイですばらしいです。
これはあのシーンだ、これはあそこね、と映画を振り返ることができて楽しめます。
というわけで、
ちょっと怖いシーンもあったり、人によっては、いろんな映画をツギハギしているようでつまらないと感じるようですが、海ばっかりのシーンではないので、逆に飽きずに見ていられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。あらすじを読んでつまらないと感じたら、それはわたしの責任ですね。映像は楽しめます。
しかしスーパーヒーローものなので、深いストーリーや意外な展開をお求めの方は、時間がもったいないので見ない方が良いかもしれないです!無理して見ると損します。
復習➡︎復讐